新興市場の株式投資
投資チェックA バフェットの判断基準 |
投資チェックAは株式投資の神様 ウォーレンバフェットの投資判断基準を、私なりに解釈してまとめてあります。当サイトでの採点基準です。09年4月に赤文字の箇所を変更・追加しました。すでに採点済みの銘柄については少しずつ訂正していきます。 @ビジネスモデルは誰にでも理解できるか? ◎ 誰にでも(小学生にでも)理解できる ○ 一般的に理解できる △ 調べれば理解できる × 専門家で無いと理解できない A天才でなくとも経営可能か?経営者に依存しすぎていないか? ◎ 単純なビジネスで、経営者が誰でもそれなりの業績を維持できる ○ 単純なビジネスモデルだが経営者の影響が大きい △ 事業規模が小さく、事業モデルが複雑である × 大企業や事業が多岐に渡っており把握するだけでも大変 B価格決定力を持っているか?競争が激しい分野ではないか? ◎ シェアが高く、原価の上昇を値上げに転嫁できる ○ 簡単に値上げできないが、プライスリーダー的な地位はある △ 交渉次第で値上げをすることは不可能ではない × 競争が激しくシェアが小さい 値上げなんてとても考えられない C資本利益率は良いか? ◎ ROE15%以上 ○ ROE10〜15% △ ROE5〜10% × ROE5%未満 D利益の予測はつきやすいか?景気などで大きくブレないか? ◎ 月次が公開されており、利益は大きくブレない ○ 月次は公開されているが多少ブレる 月次は公開されていないがブレは少ない △ 中間的 × 過去の業績は大きくブレている。 E在庫水準が低く回転率は高いか?効率的な経営を行っているか? ◎ 在庫水準は少なく回転率は高い ○ 在庫は少しあるが回転率は高い △ 在庫は多いが回転率は高い × 在庫が多く増大している サービス業 営業利益率で判断 ◎ 営業利益率15%〜 ○ 営業利益率10〜15 △ 営業利益率5〜10 × 営業利益率5%未満 卸売業 ◎ 営業利益率10%〜 ○ 営業利益率5〜10% △ 営業利益率2〜5% × 営業利益率2%未満 F経営陣は誠実で株主の方向を向いているか? ◎ 自社株買いを実施 配当性向高い 情報開示充実(決算説明資料・動画) ○ 上記のうち2つ △ 上記のうち1つ × まったく該当せず G何らかの理由で大きく売られているか? ◎ 大きな理由もなく市場の低迷だけで株価は大きく叩き売られている ○ 新興市場にいることや流動性が悪化していることなど株価は下落 △ 業績は低迷しているがそれ以上に株価は下落している × 業績は良くないが株価は上昇 H研究開発費・設備投資や補修費にお金が掛かり過ぎないか? ◎ 陳腐化しない商品を持っており、将来的に研究開発は必要ない ○ 研究開発は計上されていない(or微々たるもの)が、商品開発にコストは掛かる △ 研究開発費はある程度計上されている × 研究開発費にとてもお金が掛かる I負債は多くないか?次から次に資金を必要とする事業ではないか?過去に調達していないか? ◎ 有利子負債はなく、(あっても)余剰資金が充分にある ○ 有利子負債はあるものの、余剰資金がある 実質無借金 △ 有利子負債はあるものの、問題のある水準ではない。 × 有利子負債がバランスシート上大きな割合を占める 加えて、下の要素を加味して判断 ◎ 過去に増資は実施しておらず、設備投資のほとんど必要のないビジネス ○ 過去に増資は実施しておらず、設備投資は必要だが余剰資金も充分 △ 過去に増資を実施している 実施していないが、可能性はある × 過去に増資を実施しており、今後も設備投資などで増資の可能性がある J株価は充分い割安な水準であるか? ◎ クレイジーなほど割安である ○ 何らかの要因で下げすぎており、割安といえる △ 市場平均並といえる × 割安感はない K自社株買戻しを実施しているか? ◎ 自社株買いを頻繁に実施している ○ 自社株買いを過去に実施 △ 自社株買いを実施しているが、非常に小規模 上場して間もない企業 × 実施していない L政府の規制を受けにくいか?→陳腐化しない商品やサービスを持っているか? ◎ 政府の規制とは無縁 ○ 政府の影響を受ける可能性はあるが、受けにくいとはいえる △ 政府の政策次第で影響を受ける可能性は否定できない × 政府の政策次第で業績に大きく影響を受ける 過去に影響を受けている バフェットの投資判断基準の本質は、良い(強い)ビジネスの会社を、安く買いなさい、ということに尽きると私は考えています。 注意:バフェットの投資基準については、バフェット本人が本を書いて提示したものではなく、彼を良く知る人間により、彼の銘柄選択基準になっている(と推測される)ものをまとめたものです。 新興市場の株式投資 トップへ 投資チェック@ ピーターリンチの株式投資の判断基準について |