新興市場の株式投資

投資チェック@ ピーターリンチの判断基準

投資チェック@は伝説のファンドマネージャーである、ピーターリンチの推奨する投資判断基準を、私なりに解釈してまとめてあります。当サイトでの採点基準です。自分なりに細かく解釈したものはこちら

@面白みのない、または馬鹿げた社名

◎ 地味な社名 ○○工業 製作所 店舗名と社名が一致していない 
○ 中間
△ 横文字系 店舗名と社名が一致
× かっこいい社名 知名度がある社名 

A変わり映えのしない業容

◎ 人目につかない地味な事業
○ 人目につくが地味
△ 中間
× 人々に感動される事業 非日常的な事業

B感心しない業種

◎ 下水や汚泥 過酷で汚いイメージ 3k
○ 過酷な労働環境 安い年収 
△ 普通
× 人々に感動される業種 華やかな業種

C分離独立した会社

◎ 分離独立して経営者が株式を保有など。親会社と取引がなく役員も兼任していない。
○ 分離独立しているが親会社と取引がある。役員が兼任など。
△ 分離独立して親会社が過半数 親会社の影響を大きく受ける
× もともと独立した企業

D機関投資家が保有せず、アナリストがフォローしない会社

◎ 機関投資家・外国人投資家が5%未満
○ 機関投資家・外国人投資家が5〜10%程度
△ 機関投資家・外国人投資家が10〜20%
× 機関投資家・外国人投資家20%以上

E悪いうわさの出ている会社

◎ ブラック企業として有名
○ 掲示板などで悪い噂が多い
△ 噂にすらならない・・
× 褒められることが多い 経営者が優秀だと言われる 

F気の滅入る会社


◎ いわゆるタブー視されている分野でのビジネス 詐欺と言われるビジネス
○ IRのやる気がまったく感じられない 流動性がなさ過ぎる
△ 中間
× 株式を保有していることを誇りに思えるエクセレントカンパニー

G無成長産業

◎ 無成長どころか市場規模が縮小している
○ 市場規模が横ばい程度
△ 成長産業かもしれないが、業種が一時的に減退している
× 一般的に成長産業といわれている

Hニッチ産業

◎ 市場規模が狭く超ニッチor市場規模に関わらず独占性が高いもの。
○ 超とはいえないがニッチor独占性がある程度
△ 業種そのものはニッチではないが、扱っている商品が部分的にニッチといえる
× 市場規模が大きく競争の激しい分野

I買い続けねばならない商品

◎ 生活必需品でその会社でなくては生産できない
○ 生活必需品or必需品ではないが、ある企業からすれば買い続けなければならない
△ 生活必需品ではないが、ある程度の再購買の必要性があるもの
× ぜいたく品

Jテクノロジーを使う側であること

◎ テクノロジーを使いコスト削減を実現している
○ テクノロジーを使う側
△ テクノロジーをどちらかといえば使う側だが恩恵が少ないと思われる
× テクノロジーを開発する側である

Kインサイダーたちが買う株

◎ インサイダーが株式を多く保有しており、さらに買い増ししている
○ インサイダー(経営者・従業員)が株式の過半数以上を保有している
△ インサイダーが株式の過半数以下だが保有している
× インサイダーが株式をほとんど所有していない

L自社株買戻し

◎ 自社株買いを頻繁に実施している
○ 自社株買いを過去に実施
△ 自社株買いを実施しているが、非常に小規模 上場して間もない企業
× 実施していない

ピーターリンチの投資判断基準の本質は、何らかの理由で会社の本質的な価値よりも低く評価されているが、実際には地道に業績を伸ばしている会社の株を買いなさいよ、ということに尽きるかと私は考えています。さらに詳しい解説

ピーターリンチの著書「ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け」 これは本当に良い本だと思います。ぜひ一度読んでみてください。



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